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Fukuoka Art Museum (Fukuoka)

福岡市美術館 (福岡)
 
 
 
 
福岡城跡地の公園内に福岡市美術館はある。
日本建築の巨匠、前川國男によって1979年に建てられた美術館。
ちょうど訪れたのが、春の桜の満開時期。
綺麗な桜を見ながら大濠公園を歩いていると赤茶色の建物が見えてくる。
近づいてみると外壁はタイル。
正方形と長方形の2形状のタイルが組み合わされて使われている。
アメ色の釉薬が施されたタイルは、透明感と重厚感を兼ね備え、
部分的に青緑色に光る火色の入った色ムラがとても綺麗。
建物や柱の出隅み部分の納まりは、段状に入り隅みを設けた意匠になっており、その陰影により建物のエッジが強調され重厚感を演出している。
 
天井はかまぼこ状の半円が外部から内部まで続いている。
洗い出しのようにコンクリートの骨材が見える仕上げとなっているが、
調べてみると、コンクリートを打った後に表面をハツって(叩いて削る工法)いるとの事。
 
 

打ち込み工法

 
内部に入ると同じようにタイルがびっしりと張られている。
さらに近づいて見ると、??あれ??目地の部分もタイル?。
複雑な形状のタイルが重なり合うように張られている。
どうなっているかと調べてみたら、打ち込み工法という施工方法。
コンクリートの型枠に事前にタイルを固定しておいて、コンクリートを流し込む特殊な工法。
 
東京都美術館のサイトに打ち込み工法の資料がありました
https://www.tobikan.jp/media/pdf/h25/architecture_midokoro.pdf

あらゆる形状の役物

 
外部の植栽部に張られたタイル。
出隅み、傘部、コーナ、割り付け上の半端なサイズ、全ての役物形状が
複雑な形状に合わせて全て一体物にて成形されたタイルが張られている。
設計段階で全て完璧に計算され、造られているのがわかる。

福岡市美術館

〒810-0051 福岡市中央区大濠公園1-6

 
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